专利摘要:
ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための装置において、ワークをその回転軸線を中心にして回転させるための回転手段と、誘導器とを有しており、ワークをその回転軸線を中心にして回転させるための回転手段と、誘導器とを有しており、該誘導器の軸方向長さが、少なくとも、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に設けられた領域内において、前記軸方向区分の軸方向長さよりも短く構成されており、前記誘導器が、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に対して所定の間隔を保って設けられた箇所を有しており、前記誘導器は、前記箇所がワークの前記軸方向区分の長手方向輪郭対して所定の間隔を保って該長手方向輪郭に沿って摺動可能であるように、移動運動可能に構成されている。有利な形式で前記軸方向区分が円錐台形周壁の形を有している。
公开号:JP2011515575A
申请号:JP2010550082
申请日:2009-03-11
公开日:2011-05-19
发明作者:ブルトヒェン マルコ;ユング ミヒャエル
申请人:アクツィエブーラゲート エスケイエフAktiebolaget SKF;
IPC主号:C21D9-40
专利说明:

[0001] 本発明は、ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための装置及び方法に関する。]
[0002] 従来技術によれば、特に焼入れしようとするワーク例えば転がり軸受レースを、長手方向で炉を通過させ、この際に特に所定の形式で加熱するようになっている、回転炉(Rollenherdoefen)が公知である。この公知の回転炉においては、加熱に続いて行われる焼入れによって、例えばマルテンサイト硬化が得られる。]
[0003] 本発明の課題は、ワークの少なくとも表層を加熱するための改良された装置並びに方法を提供することである。]
[0004] この課題は、請求項1に記載した装置の手段、並びに請求項15に記載した方法の手段によって解決された。]
[0005] 請求項1によれば、ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための装置において、ワークをその回転軸線を中心にして回転させるための回転手段と、誘導器とを有しており、該誘導器の軸方向長さが、少なくとも、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に設けられた領域内において、前記軸方向区分の軸方向長さよりも短く構成されており、前記誘導器が、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に対して所定の間隔を保って設けられた箇所を有しており、前記誘導器は、前記箇所がワークの前記軸方向区分の長手方向輪郭対して所定の間隔を保って該長手方向輪郭に沿って摺動可能であるように、移動運動可能に構成されている。]
[0006] 従来公知の誘導加熱法においては、一般的に環状の誘導コイルが、焼入れしようとするリングを軸方向(送り移動)で搬送するか、又は焼入れしようとするリングの輪郭形状に従って成形しようとする誘導リングコイルが焼入れしようとするリングの外周面又は内周面に位置決めされる(全面焼入れ)。この場合、焼入れしようとするリングの表層領域内に渦電流を十分に誘導させるために、それぞれ周波数に応じて連結間隔を維持する必要がある。誘導リングコイルと焼入れしようとするリングとは、同心的に配置されている。従来では、非円筒形の輪郭形状を有する、焼入れしようとする所定型式のリングにおいて、輪郭変化が連結間隔よりも大きく、誘導リングコイルの軸方向の移動が、焼入れしようとするリングの縁部及び孔カットに基づいて不可能である場合には、固定的な誘導リングコイルの使用は除外されていた。本発明の装置によれば有利な形式で、このような制限は克服されている。所定の間隔を保って長手方向輪郭形状に沿って送り移動することは、本発明の装置においては、特にNC制御に基づいて行われる。]
[0007] また、有利な1実施例によれば、完全焼入れされるのではなく、表層だけが相応の加熱を伴って焼入れされるので、完全焼入れと比較して焼入れ作業が時間的に短縮され、しかもワークコアの高い粘性も維持され、ひいては、完全焼入れに対してエネルギー消費が減少されたことによって特に環境に優しいという利点が得られた。]
[0008] 本発明のその他の利点、特徴及び詳細を、以下に図示の実施例を用いて詳しく説明する。]
図面の簡単な説明

[0009] 本発明の1実施例による装置の概略的な断面図である。]
[0010] 図面は、円錐ころ軸受外レース10の、円錐ころのための転動面12の表層領域を硬化させるための装置の概略的な断面図を示す。円錐ころ軸受外レース10は、回転軸線18がほぼ垂直に整列されるように、装置内に配置されている。また、この装置は、詳しく図示していない形式で回転手段を有しており、該回転手段によって、円錐ころ軸受外レース10はその回転軸線18を中心にして、表層硬化中に十分迅速に回転せしめられ、それによって、加熱中に転動ローラ12の外周面に亘って均一に加熱することができる。]
[0011] またこの装置は、一重の環状の誘導器20を有している。この誘導器20は、その外径が、図示の実施例による円錐ころ軸受外レース10を含む、種々異なる寸法設計のすべての型式の円錐ころ軸受外レースの最小内径よりも小さく構成されている。円錐ころ軸受外レース10の転動面12を加熱するために、誘導器20に相応の電流が通電され、誘導器20は、図示の矢印に従って下方から上方へ移動せしめられる。]
[0012] この場合、環状の誘導器20は、その主軸線28が円錐ころ軸受外レース10の回転軸線18に対して平行に、かつ間隔を保って配置されているので、誘導器20は、転動面12に対して所定の、特に最小の間隔を保って向き合う周面箇所22を有している。この周面箇所22は加熱のために、転動面12に対して同じ間隔を保って、転動面12の輪郭に沿って図示の矢印方向に下方から上方へ移動せしめられる。]
[0013] 誘導器20の前記周面箇所22に追従して、焼入れ装置30が、該周面箇所22の運動に応じた移動運動を行う。この焼入れ装置30は、誘導器20の下に配置されていて、例えばポリマー・水混合物によって焼入れを行うか、又はガス・液体混合物によって吹き付け焼入れを行うようになっているので、加熱に続いて相応の転動面区分の焼入れがおこなれ、ひいては所望の硬化が行われる。焼入れ装置30を誘導器20の下に配置したことによって、また円錐ころ軸受外レース10の回転軸線18をほぼ垂直に整列したことによって、さらに加熱もしくは硬化させようとする、上部に配置された、転動面12の領域が、例えば流れ落ちる焼入れ液によって不都合に冷却されることは、有利な型式で避けられる。]
[0014] 例えば所定の硬度深度を得るために、円錐ころ軸受外レース10の外周面に冷却装置40が当て付けられる。この冷却装置40は、前記誘導器20の前記周面箇所22が位置する高さとほぼ同じ高さ位置に配置されていて、前記周面箇所22の運動と同期して、加熱中に図示の矢印方向で、外周面を同時に冷却するために下方から上方へ移動せしめられる。]
[0015] 別の実施例では、誘導器20の位置及び/又は誘導器20の誘導出力を制御若しくは調整するために、円錐ころ軸受外レース10の所定箇所に温度測定手段が設けられており、該温度測定手段のオンライン測定結果が前記誘導器20の制御若しくは調整の入力値として用いられる。]
[0016] 以上説明した装置によれば、有利には、200〜600mmの直径を有する数百種類の異なる寸法及び構成の円錐ころ軸受レースを、同じ装置で焼入れすることができる。さらにまた、それぞれの形式の円錐ころ軸受レースに関連して、限定されたセットから寸法の合った誘導器を選択することも可能である。]
[0017] 別の実施例によれば、複雑な長手方向輪郭形状、例えば軸方向両端部に一種のエッジを備えた円錐ころ軸受内レースの外周壁を焼入れすることもできる。この場合、誘導器の前記周面箇所が、円錐ころ軸受内レースの外周壁の半径方向外側に配置され、円錐ころ軸受内レースの外周壁に対して所定の間隔を保って輪郭部に沿って移動せしめられ、NC制御が行われる。また、この装置は、ワークのための固定装置も有しているので、焼入れ時にワークが歪むことは避けられる。]
权利要求:

請求項1
ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための装置において、ワークをその回転軸線を中心にして回転させるための回転手段と、誘導器とを有しており、該誘導器の軸方向長さが、少なくとも、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に設けられた領域内において、前記軸方向区分の軸方向長さよりも短く構成されており、前記誘導器が、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に対して所定の間隔を保って設けられた箇所を有しており、前記誘導器は、前記箇所がワークの前記軸方向区分の長手方向輪郭に対して所定の間隔を保って該長手方向輪郭に沿って摺動可能であるように、移動運動可能に構成されている、ことを特徴とする、回転対称的な構成部分を誘導加熱するための装置。
請求項2
誘導器が環状に構成されている、請求項1記載の装置。
請求項3
誘導器が、1巻きの誘導コイルとして構成されている、請求項1又は2記載の装置。
請求項4
ワークが、該ワークの、ほぼ垂直に整列された回転軸線を中心にして、回転手段によって回転可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
請求項5
前記誘導器の移動運動が、該誘導器の回転軸線方向における任意の成分と、この任意の成分に対して垂直な成分とから構成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
請求項6
前記誘導器が、垂直方向の運動成分に関連して加熱するために、下方から上方に移動可能に設けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
請求項7
誘導器の前記箇所の運動に倣って移動運動可能な焼入れ装置を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
請求項8
前記焼入れ装置が誘導器の下に配置されている、請求項7記載の装置。
請求項9
ワークが中空であって、それぞれ加熱された周壁領域とは反対側の、ワーク壁部の他方側の周壁領域が、誘導器の前記箇所に倣って移動運動可能な冷却装置によって冷却可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
請求項10
ワークの前記軸方向区分が、円筒形とは異なる形状である、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
請求項11
ワークの前記軸方向区分が、円錐台形周壁の形を有している、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
請求項12
ワークの前記軸方向区分が、ワークの外周面に所属している、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
請求項13
ワークの前記軸方向区分が、中空円筒形状のワークの内周面に所属していて、前記誘導器が、前記ワークの内周面よりも直径の小さい外周面を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
請求項14
ワークの前記軸方向区分が、円錐ころ軸受の内レース部材又は外レース部材の転動面領域に所属している、請求項1から13までのいずれか1項記載の装置。
請求項15
ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための方法において、ワークをその回転軸線を中心にして回転させるステップと、少なくともワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に設けられた領域内における、前記誘導器の軸方向長さが、前記軸方向区分の軸方向長さよりも短く構成された誘導器の、ワークの前記軸方向区分に向かい合う位置に対して所定の間隔を保って設けられた箇所を、ワークの前記軸方向区分の長手方向輪郭に対して所定の間隔を保って該長手方向輪郭に沿って移動させるステップと、を有していることを特徴とする、ワークの回転対称的な外周面の少なくとも1つの軸方向区分を加熱するための方法。
請求項16
ワークを、該ワークの、ほぼ垂直に整列された回転軸線を中心にして回転させる、請求項15記載の方法。
請求項17
誘導器の前記移動運動が、回転軸線方向における任意の成分と、この任意の成分に対して垂直な成分とから構成されるように、前記誘導器を移動させる、請求項15又は16記載の方法。
請求項18
前記誘導器を、垂直方向の運動成分に関連した加熱のために、下方から上方へ移動させる、請求項15から17までのいずれか1項記載の方法。
請求項19
前記装置に、誘導器の前記箇所の運動に倣って移動運動可能な焼入れ装置を設ける、請求項15から18までのいずれか1項記載の方法。
請求項20
前記ワークを中空に構成し、それぞれ加熱された周壁領域とは反対側の、ワーク壁部の他方側の周壁領域を、誘導器の前記箇所に倣って移動運動可能な冷却装置によって冷却する、請求項15から19までのいずれか1項記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
AU2008235842B2|2011-06-30|Method of manufacturing a bent product and an apparatus and a continuous line for manufacturing the same
EP1375684B2|2013-10-23|Verfahren zum Herstellen von Lagerringen für Grosswälzlager
NL1006539C2|1999-01-12|Werkwijze voor het uitvoeren van een warmtebehandeling op metalen ringen, en aldus verkregen lagerring.
US8529711B2|2013-09-10|Induction heat treatment method, induction heat treatment installation and induction-heat-treated product
US9693397B2|2017-06-27|Induction heat treatment of an annular workpiece
JP2013176808A|2013-09-09|曲げ加工製品の製造方法及び製造装置
JP2007044764A|2007-02-22|熱間鍛造設備
CN1130954C|2003-12-10|用于曲轴的感应加热淬火装置及其使用方法
CN102791395B|2015-04-22|弯曲构件的制造方法及制造装置
US9566662B2|2017-02-14|Method for manufacturing mill roll, mill roll and manufacturing apparatus of mill roll
US4855556A|1989-08-08|Method and apparatus for hardening gears and similar workpieces
JP4885882B2|2012-02-29|誘導焼入れによる大寸法転動軸受の軸受リングの生産方法
CN103589846A|2014-02-19|转向节双台阶淬火感应器及其淬火方法
CN104827245B|2017-06-30|一种轴承套圈的锻造工艺
US10697034B2|2020-06-30|System and method for producing a hardened and tempered structural member
CN104959501A|2015-10-07|一种tc4钛合金薄壁环件的加工方法
CN102864294B|2014-03-12|一种薄壁管状零件局部热处理的方法及装置
CN102676764B|2013-06-05|一种滚轮圆周表面中频感应淬火方法
JP2008274433A|2008-11-13|誘導加熱によるロングバーの連続熱処理方法及び装置
JP2005113186A|2005-04-28|転がり軸受軌道輪およびその製造方法ならびに転がり軸受
US4181845A|1980-01-01|Apparatus for tempering the weld between a tool joint connector and a drill pipe tube
DE102011018850B4|2015-06-25|Vorrichtung zum Umformen und partiellen Presshärten eines Werkstücks aus härtbarem Stahlblech
CN101914669B|2011-09-28|一种大模数齿圈单齿背冷感应淬火工艺
EP2772555A1|2014-09-03|Ring-shaped member heat treatment method and ring-shaped member manufacturing method
DE102006003014B3|2007-10-18|Verfahren zum Härten eines einen geschlossenen Kurvenzug beschreibenden Werkstücks
同族专利:
公开号 | 公开日
JP5546466B2|2014-07-09|
EP2265735B1|2015-06-10|
WO2009112247A1|2009-09-17|
CN102027141A|2011-04-20|
CN102027141B|2014-06-11|
EP2265735A1|2010-12-29|
DE102008014165A1|2009-09-24|
US20110174806A1|2011-07-21|
US8829399B2|2014-09-09|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-12-10| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111209 |
2011-12-10| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111209 |
2013-07-02| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130701 |
2013-10-02| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131001 |
2013-10-09| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131008 |
2013-10-25| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131024 |
2014-01-21| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140120 |
2014-02-20| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140219 |
2014-04-04| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-04-15| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140414 |
2014-05-22| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140513 |
2014-05-23| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5546466 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-05-23| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]